こんにちはヨシオです。
長らくお休みしておりましてすみませんでした!
なんか、まちがった情報伝えないようにと悩みまくっていたらいたずらに時間が…。読みにくい文章などご容赦ください。
さて、年号変わり『令和』になりましたがいかがお過ごしでしょうか。
前回の続きレクチャーコンサート、ジャズのノリである『スウィングフィール』についての解説をお話したいと思います。忘れていると思うので前回のメンバーは以下の通り
椎名豊(ピアノ)
マックスイオナータ(テナーサックス)
ピエリック・ペドロン(アルトサックス)
パット・グリン(ベース)
広瀬潤次(ドラム)
演奏は耳で聞いて演奏する
前回の話でも話してますが、椎名豊さんよりレクチャーを聴いて終始共通していることは。
まず聴くこと、耳でプレイすること
ということを何度も繰り返し話しておりました。
そのうえで、やり方ありきで演奏するのを今回一緒に演奏しているフロント彼ら徹底的に嫌うとのことでした。
そのため、楽譜はあくまでも演奏するためのツールではなく一瞬ガイド的な確認する役割目的であり、聴いて体が反応して音につなげられるように心がけているとのことでした。
自分の経験だと楽譜とか確認しながらだと、必ずリズムに遅れてしまうし、ノリよりも楽譜を読むほうに意識をもっていかれていい演奏じゃないと感じたからでした。
その話を聴いていて昔、レッスンの際に楽譜を読んで演奏をして先生に怒られたのを思い出しました。
太古の人間は音楽を聴いて感じて、自然に踊っていただろし。
マニュアル見ながら車運転できないのと同じ気がします。
ジャズのリズムの取り方スイングフィールについて
そんなわけで、椎名さんより何より重要なジャズのノリ、スイングフィールについてレクチャーされました。
カウントについて
椎名さんが話されていた中で、一番重要な要素。リズム。
例えば、カウントの言い方でもレクチャーされてました。
通常のカウントは
ワン、トゥ、スリー、フォー
ですが。
椎名さんが大事に考えているりリズムカウントはリズムカウントの前にandが入るとのことでした。どういうことかレクチャーしてました。
ェ(and)ワンー(1)
ェ(and)トゥー(2)
ェ(and)スリー(3)
ェ(and)フォー(4)
とカウントの前に『ェ』が言えてスイングフィールを表現できる話されてました。
さらに、ドラムでスイングフィールを表現するというのは、
シンバルレガートがシャッフルで入ります。
シャッフルというのは全弾音(はじき音)の三連符で
ダダッ!ダダッ!と跳ねます。※ジャズスタイルによって若干違います。
三連符で●●〇←〇は休符
で2拍目と4拍目にシンバルレガートが入るとのことでした。
ジャズを演奏者としてはこの2拍目と4拍目を感じられるかにかかっているとのことでした。ズレているとジャズのノリにならない。
(ビバップジャズテナーのレジェンド、デクスターゴードンも同じコメントを残しているそうですね。)
実際に、ドラムとベースのスイングフィールを演奏してもらいました。
聴いていてとても気持ちいいスイングリズムで勝手に体が動きます。
本当に連なっている演奏って、聞きほれてしまうことありますが、この模範演奏がそうでした。まえにプロの方がセッションホストの時、あまりに気持ちいがいいビート、リズムのため演奏忘れちゃって怒られたことがありますがまさにその状態です。
ドラムはバンドのどこを聴いているか。
では、実際にドラムはベースのどこを聴いているか?
椎名さんがドラムの広瀬さんに聞ききました。
ドラムからみたバンドの何に反応しているか?広瀬さんにマイクが渡ります。
リズムセクションとしてドラム担当の広瀬さん曰く、
聴いてから音を出すと遅れてしまうため、聴いてから音を出すのではなく。
ベースの1拍目と2拍目の長さの距離を聴いて測り、ドラムも反応してベースと同じ長さを合わしているとのことでした。出している音に反応しながら感じてテンポ合わせているということなのですね。他のパートの場合でもリズムから自分の中のタイムと相手のタイムの長さを合わせることがスイングフィールと合わせて大切だとお話しておりました。
スイングフィールは体で感じる
では、スイングフィール、ジャズノリを感じる一番方法は何だろうかと話され。体で感じる。踊るのが一番いい方法とお話されて、ベースのパットさんより実際の体でタイムを感じるレクチャーをされました。
これは楽器関係ない、体を動かせる距離があればどこでもできる方法でした。
ジャズパレードやサロン内で急激な踊りのジャズもあるが、共通するノリの感じ方は同じにてレクチャーしていただきました。
お客さん皆さん起立して、パットさんのレクチャーを受けました。
以下手順
- 肩幅ぐらいに足を開いて
- 左足のかかとを上げて→かかとを下ろす
- 今度は右足のかかとを上げて→かかとを下ろす
- これをベース、ドラムのリズムに反応しながら滑らかに連動して体を動かす。
カウントを次のように声に出してみる。
ェ(and)ワンー(1)
ェ(and)トゥー(2)
ェ(and)スリー(3)
ェ(and)フォー(4)
その様子がこちら
それによって、声に出しているのが4ビート、体で感じるビートは2ビートで感じることができるということです。ノッテくると楽しかったです。( ´∀` )
ちなみに椎名さんが教えているミシガン州立大学のスイングの感じ方は以下。
ェ(and)ワンー、ェ(and)トゥー→左足をトゥーで右足につける
ェ(and)スリー、ェ(and)フォー→右足を戻し、フォーで左足を右足につける。
その時、ワンとトゥーの時に腕で円を描く。
大切なのは笑顔と( ´∀` )ユーモアも交えながら楽しくスイングフィールの感じ方を教えていただきました。音楽は基本楽しくなきゃですね。
ベースにとってのシャッフルの感じ方
椎名さんが、パットさんにベースのスイングフィールとはという質問に対して
ダダッ!ではなくて
ァタッ!っと『ァ』がゴースト音を入れることでスイングフィールを感じるようにさせるとのことでした。
結局はジャズのボキャブラリー的な感じでタイミングやシャッフルは異なるとのことでした。
聴いてみると、改めてジャズは英語の発音というか英会話に通じるものがあるように感じました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?レクチャを受けて改めて、ジャズの重要な要素であるリズムにノる。何よりリズムの重要性を再確認しました。
今回のことを心がけてみることで、よりジャズの演奏に命を吹き込めるのではないでしょうか。
次回もレクチャーの話を続けていきます。すいません。自分の気まぐれで変わるかもしれませんが。
次回は、フロント奏者にとって心がけていることをお伝えします。
それでは、今日はこの辺で。( ´∀` )