こんにちはヨシオです。セッションに必要な準備はいかがでしょうか?
働きながらなど、なかなか時間が取れない方は焦らずじっくり手順を立てて進めてみてください。また、忙しいと思われる時間も日々のスケジュールの中で調整していくことで時間を作り出すことができると思います。こうした意識は時間内で展開する音楽と共通しますのでぜひ実践してみてください。そんな偉そうなことを言っている私もなかなかできないことが多いですが。(笑)
さて、前回はジャズスタンダード曲においてのテーマ曲の練習の仕方について話してみました。今日はソロ、アドリブについて話してみたいと思います。
ソロ、アドリブはテーマが終わった後の各パートでテーマ分の長さ内で、メロディをとったり、リズムをとったりすることのことをいいます。簡単に言うと即興で作曲しちゃうという感じです。
なかなかハードルが高そうに思いえますが、こちらも自分の経験でいうと難しく考えないでもっとシンプルに考えれば理解できると思ってます。
替え歌ってありますよね?私は小学生のころ、童謡を替え歌で歌って先生怒られたことがありました。流れる調性のなかで言葉遊びで変えてみる感覚と似ていると思います。嘉門達夫さんとか有名ですけど、ジャズスタンダードも実際は当時売れた曲をそのまま使用すると著作権に引っかかるため、ベースが演奏するコードリズムは同じでも、メロディを変えて別の曲にしているのが多くあります。
超初心者的アドリブの取り組み方について話してみたいと思います。
中級者以上のアドリブ理論は音楽理論が必須になってきますので、割合させていただきますのをご了承ください。あくまでセッション論で貫こうと思います。っていうか、楽器上達するのはその道のプロからレッスンを受けるのが一番の方法です。けれど、社会人だったり人見知り強かったり(自分です!)いろいろとレッスンを受けられない事情がある方にも、楽器を楽しく、セッションを楽しくやれるようになれるように初会できたらと思います。まあ、そこから本格的にレッスンを受けてもいいですしね。( ´∀` )だって、そんな自分分かってないですもの。それでも音楽は演奏できる不思議。
バンド音楽の構成って
アドリブを話す前に、今更ですが確認しましょう。
演奏の中でのアドリブって何だろうか?
演奏による音楽の要素の構成は以下のイメージだと思います。
・ボーカル、サックストランペットを中心とする曲の主旋律、メロディを奏でるフロント。
・ピアノやベースによる和音など曲の厚みを助けるハーモニー
・ドラムによる音楽のリズムを支えるビート
これらが同時進行で演奏が進んでいくのですけど。
リズムに乗り、ハーモニーの中で、自分のやりたいメロディをとっていく、時間の流れの中でメロディやハーモニーを構築していくのがアドリブです。
うわ、何か難しいこと言っているわー。とドン引きしないでー。難しくないから
これを超初心者的にアドリブするにはどうしたらよいものでしょうか?
簡単です。テーマを覚えればいいのです。そして、テーマの中で外さない音階を練習すればいいのです。
音階を覚えよう
テーマの中の外さない音階とは?ですが、曲には大体主要となるキーがあります。F(ファ)のブルースと呼ばれている曲はメインはF(ファ)なのでファから始まる音でドレミファソラシドと聞こえる音階、Fメジャーといいますが、こちらが演奏できるようになれば良いと思います。
テーマを徹底的に覚える
例えば、ジャズのFブルースNow the timeが一番シンプルで覚えやすい曲だと思いますが。この曲のテーマを演奏できるまで覚えます。
時々口ずさむなどテーマを歌ってみてもいいでしょう。すぐにいつでもどこでもテーマが歌えるように演奏できるように。
覚えながら、暇なときに音源を聞いてみましょう。暇さえあれば、パーカーのアドリブまでも。
バーカーの縦横無尽に行き来するソロに翻弄されると思いますが、耳に残ったメロディが-1-2周目ぐらいは頭に残ると思います。
そうしたら実際にテーマを演奏しながら、徐々にテーマの曲を崩して吹いたりいろいろ試してみましょう。やがて気持ちよく聞こえる音を拾いながらさらに和音を試してみるのもよいでしょう。これは耳に入る音の和音の響きやメロディをおのず身に着けられる練習となります。
これは、管楽器など場所に限定される方でも普段電車の中でとか、音を出さなくともイメージトレーニングできます。
これだけのことと思われるかもしれませんが実際、セッションに十分参加可能です。小難しいことをやっているよりシンプルで無駄の演奏がいちばん素敵だと私は思ってます。
まとめ
・音楽の構成を意識しながらアドリブをしてみよう。
・曲を構成する音階を覚えよう
・テーマを徹底的に覚えて、くずしたり音が外れない音階などいろいろ試してみよう。
でした。自分は耳コピ派ですのでお気に入りのミュージシャンの演奏からあこがれて音を拾ってコピーということもしてきました。ちまたにはコピー集というのもあるのですけど。あんまり自分は好きでないです。難しくてまねできないのもありますけど(笑)自分の言葉でしゃべっていないような気がするからです。
アドリブは自分自身の表現でもあるので、現状できる表現の中でアドリブをしていくほうが、聞く人の耳に残るのではないかと最近思っております。
次回はセッション場所を探す方法についてお話したいと思います。