久しぶりにセッションに行ってみた。前編

こんにちはヨシオです。

さて、これまでジャズセッションについてお話してきました。
ジャズセッションの参加からリクエスト、演奏、マナー、etc
あと、練習方法ですね。
順を追ってところどころ端折ってはいるものの駆け足でお話してきましたが。これまで読んできた方は、なんとなくセッションンのイメージができてきたのではないでしょうか。
 
しかしながら…実は私。ここ最近はライブ演奏のほか、プライベートなセッションしかやっておらず、正規のジャズセッションにしばらく行ってませんでした。
自分が通ってきたセッションの記憶を辿るうちに、あれ実際どうだったけ?
と記憶が怪しいところもありまして。(中年だからなんて言わないで!)
そんなわけで、今回大学時代の友人K(ピアノ)と久しぶりにセッションに参加してみることにしました。
いったお店は、渋谷の道玄坂のお店でして。友人から名前は聞いておりましたが、そのうちそのうちと言っているうちにこの日までいかずじまいでした
そんなわけで、今回はジャズ久しぶりに演奏しに行った私がセッションで気づいたことを話してみたいと思います。

曲を思い出してオーバートーンの練習

行く前にすべて忘れ去られた記憶を辿るべく。カラオケに入り2時間スタンダード曲を吹いてみる。
ああ、アドリブも、テーマも見事に忘れております。(笑)
指が怪しい。(笑)
できる時間で、自分が今の状況にとって一番優先することを考えた結果。
自分にとってサックスの持ち味は音色ということで、ロングトーンとオーバートーンの練習をしながら、音階なども思い出してみる。
ロングトーンはお腹で支えているのを意識しながらのブレスコントロールオーバートーンは最低音、例えば一番下でB♭の音を出しながら喉の開きをコントロールして変えたり意識しながら、最低オンから2オクターブ以上上まで出したり戻したりする練習をしてみました。
この練習はレッスンを受けて学びましたがオーバートーンを練習すると、音の倍音の含みが豊かになり音色に艶がでるので、時間がない時も進んでやっております。このオーバートーンの練習は初心者の方にはとてもおすすめですので、後ほどまた練習をご紹介します。
さて、なんとか、記憶の糸をたどるように吹き5曲思い出せました。

お店に向かう

………
時刻は19時。渋谷のお店をスマホナビでたどり着けました。
渋谷の道玄坂にこんな場所があるなんて知らなかったと思うほど、肩の力を抜いてふらっと立ち寄れそうな場所にそこはありました。
 
ライブハウスって作り的に地下が多いのですが、ここは2階にあがるんですね。上の階に上がるほうがなんか安心するなと変なことを考えながら向かう。
2階に上がりドアを開ける。やはりドキドキする。ビビりですから。
まだ、開始前だったので人はいませんが世界の知り合いの方と5年ぶりに会いましてしばし談笑。まだHはきていなかったので、ホストバンドの皆さんに挨拶をしながら、セッションの名簿に名前と楽器を書き、注文を頼みながら(ソフトドリンク)楽器を取り出して準備する。
セッションを先導するホストバンドの皆さまはみな温かい感じで救われました相変わらずビビりな私。
しばらくするとセッションに参加する人が訪れる。…ああ、不安。(笑)
 
やがて、セッションの時間が始まり最初にホストバンドの皆さんの演奏が開始する。聞いていて心地よいスイング感と安定のリズムセクション。そして久しぶりの生ジャズ演奏にウキウキが止まらない私。
ホストバンドの皆さんの演奏が終わると、いよいよセッション開始です。
記入した名簿を先着からランダムに均等に演奏できるように、ホストリーダーさんが選出して編成していく。
1曲目始まったあたりからセッションに参加する人も次々と現れる。
 楽器もそれぞれまちまちだ。トランペット、サックス、ボーカル、ギター、ベース、ドラム、ピアノとまちまちだ。
やがて自分の名前が呼ばれステージに上がる。
上がりながら周囲に挨拶をする。
ホストの皆さんは先ほど言ったようにとても気さくな感じで安心できる。
編成はピアノ、サックス、ベース、ドラムとワンホーンな編成。
ピアノがKで、他パートはホストの皆さま。
よろしくおねがいしまーすと挨拶をし以下会話で曲を決める。大体1-2分
『なにやりますか?』
『久しぶりなので、Straight, No Chaserでお願いします
(Kが「おいー最初からいいわけするなー」と茶々)
『キーは?』
『Fブルースで』
『リズムは?』
『このぐらいで』(と裏打ちで指を鳴らしながら伝える。別に裏打ちで指を鳴らす必要は一切ない。手拍子でこのぐらいでとつたえてもいい。ただ、ジャズマンな気分になれるので裏打ちでリズムを伝えてなりきりましょう下手でも俺はジャズマンだ、なりきるって大事です。
あと、ピアノからA(ラ)音をだしてもらい、マウスピースを抜き差しで調節。この辺も事前に大まかにどの辺が落ち着くかを確認しておいて、大体の調節してスタンバイしましょう。
自分のセッションルーティンで、まずはFのブルースから入るとあとのセッションが落ち着いてやれるという、ルーティンがあります。Straight, No Chaserは自分にとって指慣らしてきなのかやった後で落ち着けるのです。
あ、ワーン、トゥー、ワントゥスリーフォー。とドラムカウントでスタート。
安心の支えられている感が吹いていて気持ちいい!
音も出る、好
指はあやしいけど、まあ好
自分は今回のセッションで課題にしていたことがありました。
それは、
曲の頭を見失いわないこと。
とくに4バースが苦手でよく見失うので、いかなる時も頭に曲を流して見失わないようにしようと思いました。
4バースとは4章節間をドラムと掛け合うセッションでよくやる演奏です。
Fのブルースは12小節で構成されてますので4章節間のやり取りの際、よく見失ってました。特に2巡すると。(笑)
今回、2巡してみたのですが、頭の中でテーマを鳴らし続けて、何とか頭に戻れたのがうれしかったです。自分走ってましたけど。(-_-;)

 まとめ

  • 3曲これはという曲を仕込んでいきましょう。
  • セッションでは自分はジャズミュージシャン何だという意識でなりきりましょう。
  • 曲の頭は常に頭の中でメロディを流すことで迷子を防止。それでも迷子になったら…後編につづく

 

何とか演奏がおわり、2曲目、3曲目と演奏していき目からうろこのセッションならではの出来事とかあって、やはりセッションは面白いとおもうのでした。今日はここまでにてまた明日。( ´∀` )
 
 
 
 
 
 
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コメント

  1. gocoo より:

    yoshioさん、お元気そうですね。お久しぶりです。文章上手なんですね〜 懐かしく楽しく読ませてもらっています。

    • yoshiono より:

      gocooさんお久しぶりです。元気してますか?
      つたない文章で恐縮です。
      最近はセッション行かれてますか?
      時代考証とか時間がかかって滞っております。また書いてみようと思います。
      訪問ありがとうございます。