こんにちはヨシオです。
前回、久しぶりにジャズセッションに参加いたしましたが、
けれど、 終盤プロのサックス奏者の方もいらして演奏を聴くことができたの で、 また次回練習してジャズセッションに参加したいと思うのでした。
しかしながら、 初めたばかりでもセッションで緊張しすぎてしまうことで思うよう に演奏ができなかった悩みを持たれる人もいるのではないでしょう か。
いまだにあがりますし、 緊張もしますが。
あるメンタル的な考え方によって改善された気がし ます。
今日は、そんななかなかあがり症で緊張が解けない方に
考え方について自分の経験から話してみたいと思います。
あがるのは当たり前の生理現象
始めたばかりのセッションでよくありがちなのが、 事前に練習してきたことがうまくできないためにそのままテンショ ンを落としてしまうこと。
自分もよく陥りました。
あれだけ練習でできたのに…
実際にセッションで全然できなかった…
なんでだろう。
ということが。
こんなことはジャズセッションだけに限らず、
ステージに上がり。
知らないお客さんが自分の演奏を聴き、
いつも練習している音源とは違う生のバンド演奏。
これだけ環境が知らない環境でやるのですから、
( 中には心臓に毛が生えている方もいらっしゃいますが。)
自分は普段からあがり症なほうで、
あがると委縮してしまい、普段練習できたことができないことはよくありました。
もう、演奏どうやってしたのかわからなかったり。
途中で演奏する気力がうせてしまったり。(一番やってはいけないケースですね)
そんなときは、 激しく自己嫌悪に陥りしばらく演奏する気持ちがなくなってしまっ たこともありました。
こうしたあがってしまうことは今思えば当たり前なんです。
では、それはどんな時にあがるのか考えてみましょう。
人との演奏リズムに慣れず、速い指使いで焦る
大抵は、難しい指の動かす個所などで練習中はできたものの、
セッションで失敗してしまうのがよくありませんか?
例えば自分の場合は、サックスを練習する時、
カラオケタイプの音源で曲などを練習しておりました。
カラオケなどの音源はプロ奏者の演奏だったりコンピュータ打ち込 みだったりでリズムはきっちり正確なはずです。
けれど、人間同士の演奏の場合、 個人個人微妙にタイム感などの関係もありリズムがずれます。音が機械のように正確ではありません。
この独特のズレがハマったときにうねりのようなリズム感がよくいわれるグルーブといいますが。リズム内でわざと遅れたり早めたりすることで人が聞いていて心地よいリズム感を生み出すことがあるそうです。(未だにその境地には自分はなったことはありませんが。)
さて、正確なパソコンの打ち込みと異なり、人の演奏によるリズム感はピッタリ一致せず、ブレるわけですが。セッションで演奏した場合にそれらの影響がどうあるのかというと。
慣れ親しんだ音源などで頭の中でなっているコードやリズムとは異なる違和感のようなものが働くわけです。
それはたぶんいつもよりしっくりしない違和感として不安に感じるでしょう。そして、不安が焦りを生み、指を速く動かす場所で失敗するというパターンになり混乱してうまく演奏できないジレンマに陥るというのが一連の流れだと思います。
人間は時計仕掛けとは違い、それぞれにタイム感覚をもってリズムをだすためブレるわけですが、逆に遅れたり早くなったりも調整して周りの音と合わせることができる能力が自然と備わっております。
音源のコンピュータ上のリズムと人と演奏するリズム感は別物という認識を理解した上で演奏することであがり症は克服できると思います。それには、カラオケより多くの人とセッションをしてくことが有効と思います。ありきたりですが、場数を踏んで慣れるの一番ということですね。
セッションの出来は6割できれば上出来
練習では意識せずとも演奏できたことが、できない時の特徴として『もっと自分はうまくできる』と、失敗してしまう方が多いのではないでしょうか。
その原因の一つに完璧にこなそうと考えすぎるのもあるとおもいます。
これまでお話したように、普段と環境が異なる場合は誰しも緊張してしまうものであり、それが全く緊張していない時とは全然比較にはならないというのは皆さんご理解されたと思います。
なので、自分の場合はそれを逆手に考えました。
緊張するのは当たり前!であるならば、その分差し引いて練習の60%のパフォーマンスをだせたら上出来!なぐらいの気持ちで演奏に臨むようになってからは、極度にあがることもなくなりました。
練習も演奏も自分が納得や理解をして余裕を持っていくことが、自分が気づいたあがり症を抑えられる一番の秘訣です。
それでも緊張するものは緊張しますけどね。その場合は開き直るぐらいの気持ちで演奏を楽しんでみませんか?
まとめ
- 人のリズム感は微妙に違うと理解する
- 練習とは異なる環境では必ずあがる
- あがるのを当たり前と割り切り、できるパフォーマンスで最善を尽くす。
- セッション演奏の場数を増やして、慣れる!
でした。当たり前のようでなかなか難しいですが、上記を意識すればきっとあがり症は改善できるとおもいます。
では今日はこの辺で!